MBA留学雑記帳@オックスフォード

Saïd Business School, University of Oxford

MBAのその後(1)

MBAが終わって日本へ帰国してからもう8か月くらいたってしまった。このブログも中途半端なまま放置していたけど(そもそも留学中も中途半端な更新だったけど)、MBAは就職とセットの話だから、留学後の話を書いておこうと思う。

自分は休職してMBAへ行っていた。そのため、お金の面では完全に私費のステータスに該当するものの、就職活動をしなくても戻る場所がある立場だった。いろいろ悩んだ部分があったのは事実だけど、最終的に元の会社に復職する決断をした。とはいえ、MBAの学生という立場を有効活用しないと損なので、時間をやりくりして夏は日本でインターンをしたりはしたけれど。

9月末に帰国したあと、10月からは元の会社に復職したのだけど、肝心なのはポジションということになる。留学前にやっていた仕事をそのままやることになるようなら身の振り方を考えてしまうなと思っていた。MBAホルダーなんて抱えたことがない会社だから、自分をどのように扱うのかよくわからかったし。

結論としては、元のポジションに戻るのではなく、わりといい感じのポジションで仕事をすることになった。ただ、ものすごく年功序列な会社だし、ジョブレベル、グレード的な面で変化があったわけではないので、自分が何かを決められるわけではないんだけど、動き方としてはプロダクトの企画・制作・マーケティングなどなどに関わる課題の解決に自由に動ける仕事を与えられたような状態。もっと言うと、このポジションは以前は存在しなかったので、自分で業務を組み立てていけばいいようなもの。社内を見渡したときに、MBA後にやる仕事としては納得感のあるものになった気がする。

会社としてはある種の事件として自分の留学を捉えたんだと思うし、思ったよりもまじめに考えてくれたのかもしれない(巡り合わせによる偶然の可能性も否定できないけど)。少なくとも、結果として福利厚生として社費派遣を行っている会社の人から聞く不満に比べると、まだましな状況になったと言える気がする。

などと、それなりに満足しているふうな流れではあったけど、復職してからちょうど半年くらい働いたところで、結局は転職してしまった。このあたりはまた次のポストにて。