MBA留学雑記帳@オックスフォード

Saïd Business School, University of Oxford

MBA用エッセイカウンセラーを選ぶ基準(1)

MBA受験ではTOEFLやGMATなどのテスト類の対策にかなりの労力が費やされるけど、それ以上に重要とされる要素がエッセイだ。当然、自力で書き上げることができるわけもなく、普通はエッセイカウンセラーにサポートしてもらいながら仕上げることになる。

このエッセイカウンセリングというのが信じられないくらい高いのだ。5校くらい出願するとしたら、おそらく50~70万円くらいかかるのは当たり前みたいな世界だと思う。それだけに、エッセイカウンセラーを誰にするかは、慎重に検討せざるをえない。

エッセイカウンセラー選びでは多くの人が悩むポイントがいくつかあると思う。

 
【日本人 vs ネイティブ】
一番悩むのは、日本人カウンセラーにするか、ネイティブカウンセラーにするかじゃないだろうか。純ドメの自分は、最初は意思疎通のことを心配して、日本人カウンセラーにしようと思っていた。でも、ネイティブカウンセラーを選んだ純ドメの人たちに聞いても、英語でのやりとりは案外なんとかなりそうな雰囲気。それに、英語でエッセイ執筆のやりとりをしていた方がインタビュートレーニングのベースになって、あとあと助かりそうというのもあって、結局、ネイティブカウンセラーを選択することにした。実際はわりとメールベースのやりとりが中心なので、スピーキングに不安があっても、そこまで苦労はしないかなと思う。

【時間フィー vs フラットレート】
私費受験生としては、お金のことはどうしても気にせざるをえない。エッセイカウンセラーの質をあまり妥協したくはないけど、高額なエッセイカウンセリングに湯水のごとくお金を使うのも避けたい。そこでどうしても注目してしまうのが、カウンセリングフィー。課金方式は主に2タイプある。かかった時間の分だけ支払う時間フィー方式と、出願校数によって金額が決まるフラットレート方式だ。前者はフレキシブルだし、出願校数が少ない場合には安くすむ。後者はエッセイのブラッシュアップにどれだけ時間を費やそうとも、料金のことを気にせずに納得行くまでやりとりができると言われる。でも、出願校数が同じならトータルでかかる金額はそんなに変わらない気がしないでもない。

【対面 vs Skype
カウンセラーには、東京在住の人もいれば、普段は海外にいる人もいる。必ずしも場所によるわけでもないが、カウンセラーと直接会える状況にない場合は、当然ながらSkypeなどでのやりとりしかできないことになる。正直なところ、この点は選択時にはあまり意識しなかったので、結果論ということだが、自分が選んだカウンセラーはSkypeベース。対面じゃないから困るということは特になかった。

【しかって伸ばす vs ほめて伸ばす】
カウンセラーによって、クライアントとに対してどういう姿勢で向き合うかは全然違うみたいだ。ダメ出しされまくりで打ちのめされながらも、粘り強くついていったら結果につながったみたいな話も聞く。一方で、そこまで厳しくはなく、どちらかというとクライアントのモチベーションを高めるよう励ましながら支えてくれるカウンセラーもいる。どちらがいいかは完全に人によると思うので、好みとしかいいようがないかなと。

そんなこんなを考えつつも、早めに申し込まないと人気のカウンセラーは埋まってしまうと聞いていたので、自分の場合、4月末頃から検討を始めて、5月末に申込みを済ませた。いろいろな人のアドバイスを聞いたり、ブログを読んだりして、最終的に選んだのはRound Oneだ。R1についての詳細は別記事にて。