MBA留学雑記帳@オックスフォード

Saïd Business School, University of Oxford

オックスフォードMBAの受験記録(2)インタビュー

オックスフォードのインタビューは現地かSkypeかを選ぶ形式になっている。現地受験の場合は、インタビュー以外にも在校生とのランチ、模擬授業、ビジネススクールツアー、カレッジツアーなどが行われ、朝から夕方までの一日がかりのイベントになっている。

自分の場合、英語要件でディスアドバンテージがあるのではという不安があったので、効果のほどはともかく、せめてパッションを見せるしかないと思って、迷わず現地を選択した。

当日は9時に集合で、最初にプログラムディレクターからの話があって、そのあとは午前中いっぱい、インタビューの時間にあてられた。と言っても、1人当たりのインタビュー時間は約30分。Stage3の最後のインタビューデイだったのだけど、集まっていたのは自分を含めて12人で、1人ずつ順次インタビューが行われた。

 
実は、スケジュール表にはインタビュー全体のスタート時間が9:45~となっていたのに、自分に指示された開始時間が9:30で、何かあるんじゃないかとびびりながら当日を迎えたわけだけど、なんのことはない。単に時間の感覚がいい加減なだけだった。

インタビュアーは教授、セクターコンサルタント(キャリアコンサルタントみたいなもの)、アドミッションの3パターンがあるらしいが、誰に当たるかは当日現地で受付をした際に知らされる。自分のインタビュアーはセクターコンサルタントで、その日は他の受験生もみんなセクターコンサルタントによるインタビューだったみたいだ。

自分のインタビューの内容は比較的オーソドックスで、答えに窮するほどの質問はなかった。主な質問は以下の通り。

MBA後に現在の会社に戻るつもりだそうだが、将来のキャリアプランは?
・あなたの会社が直面している問題は?
・あなたの会社の競合はどういう会社?
・あなたはどのように会社を変えるつもり?
・Why MBA?
・Why Oxford?
・他の学校の出願状況は?
・同僚と仕事でぶつかったときにどう対処した?
・あなたのリーダーシップスタイルは?
・(これ以前の質問の回答で)あなたが述べた上司とあなたのリーダーシップスタイルの違いは?
・質問は?

一番最初にインタビューが終わり、その後は他の受験生のインタビューが終わるの3時間近くひたすら待つというつらい展開。他の受験生と少し雑談はしつつも、それを続けるのも苦痛なので、学校内を適当にぶらぶらしつつ、なんとかやり過ごした。

その後は、在校生4人を交えての立食ランチを挟んで、カレッジ見学(この日はビジネススクールから一番近いWorcestor Collegeだった)、プログラムディレクターによる模擬授業(普通の授業というより、MBAの価値をみんなで考える的な内容)、最後にビジネススクールの建物内の見学をして、16時頃にお開きとなった。

正直なところ、この一日がかりのイベントで、自分の英語力の弱さを痛感させられた。模擬授業では教授のレクチャー部分はそれなりに理解できたけど、受験生とのやりとりが発生すると、受験生が何を言ってるのかわからないこともしばしば。特にマシンガントークを繰り出すカナダ人のしゃべってることが一番聞き取れず。やっぱりネイティブのナチュラルイングリッシュが一番つらいなあ、なんて。そんななんで、インタビューよりもインタビュー後の他の受験生との雑談の時間が一番苦痛だったみたいな。。。

そんなこんなで、4日後(これは一番遅いタイミングのインタビューだったからで、結果通知の日はラウンドごとに決まっている)には無事合格をもらったわけでした。