MBA留学雑記帳@オックスフォード

Saïd Business School, University of Oxford

Pre-Sessional Course終了

4週間のプレセッショナルコースがすべて終了した。この期間にMBAの予習をしようとかいろいろ考えてたけど、たいして捗らないまま、あっという間に過ぎた感じ。決して忙しかったからではないんだけど。

Oxfordのプレセッショナルってどんな内容かというと、はっきり言ってゆるゆる(笑) それもこれも基本的にはOxfordのプレセッショナルがコンディショナルオファーホルダーがアンコンディショナルオファーを得るためのプログラムではないから。他の学校の話を聞くと、2000語くらいのレポートとか書いたり、15分くらいのプレゼンやったりしていて、場合によっては徹夜するくらいの勢いになることもあるみたいだけど、ここではそんなことは一切ない。

授業は午前中に90分×2コマ、午後に45分×2コマで、毎日15時10分くらいには解放される。1つのクラスを2人の講師が担当する形で授業が行われ、自分のクラスの場合、GeorgeがReading、Writing、Language Study(要は文法)という読み書き系を、PeterがSpeakingとListeningという対面コミュニケーション系を担当していた。Speaking系はいくつかにの科目に分かれてたんだけど、Pronunciation以外の授業は実質的にあまり境目はなかった感じ。

課題、宿題はもちろんあったけど、Writingが週に1回で500〜700語くらいだったし、プレゼンも個人だったりグループだったりがあって、あとはディベートもあったけど、それらは週1〜2回で1人の持ち時間はだいたい5分程度。まあ、課題に追われて大変っていうほどではまったくもってない。

英語力向上に役立ったかといえば、たいして役に立ってないんだとは思う。本プログラムが始まる前に生活のセットアップをする時間を確保できて、自分の専攻外の仲間を少し作れるというのが一番のメリットなんだろうね。アジアというか中国が多いとは言ってもそれなりに世界各国の学生が参加しているし、MBAみたいにインターナショナル比率が異様に高いコースでなければ、こういうのはすごく貴重な機会になるんだと思う。

それでも、自分みたいな純ドメからすれば、英語の空間に1か月長く身を置けたというのは、長い目で見れば意義のあることなんだとは思う。英語力の向上はすぐに成果が現れるものじゃないわけだし、これから先、英語力の向上を実感するときには、このプレセッショナル期間の蓄積も少しは寄与するんだろうなと(ほんの少しだろうけど)。

それにしても、アクセントの強い学生の英語は最後まで聞き取れるようにならなかった。同じ国の出身でも話し手によってもちろん全然違うんだけど、コロンビア人、フランス人、タイ人のクラスメイトの英語が結構きつかったなあ。特にコロンビア人。あえて確認しなかったけど、他の人たちはちゃんと聞けてたのかな。彼のプレゼンのあとに、聞いた内容について近くの席の人と話してという指示を受けたとき、隣の2人ともが"I'm lost"って言ってたのは、内容の問題じゃなくて英語のせいだよね、きっと。でもまあ、彼らも普段はそのコロンビア人の話をそれなりに聞き取って会話しているようでもあったけど。ともかく、アクセントの強い英語って大変だなと再認識させられた4週間だった。

このゆるゆる生活に慣れていた身としては、もう来週からMBAが始まるかと思うと若干憂鬱(←ぬるま湯体質)。今日はMBAのセクションとスタディーグループの割り当てが発表されたし、本当にもうすぐだね。

f:id:mediash:20130925174445j:plainOxford University Language Centre