MBA留学雑記帳@オックスフォード

Saïd Business School, University of Oxford

Nissan Institute of Japanese Studies

OxfordにはNissan Institute of Japanese Studiesという組織がある。名前の通り、日産がお金を出して設立された研究所だ。たぶんヨーロッパの大学のなかではそれなりの規模の日本研究をしているところということになるのだと思う。この研究所では毎週ゲストスピーカーを招いての講演イベントを行っている。学外の研究者だったり、元駐日英国大使だったり、はたまた日本から招いた専門家だったり、スピーカーはいろいろ。外から日本を見るのもおもしろいので、時間が作れればこの講演には顔を出そうと思っている。

一方で、この研究所に所属している研究者もいる。その中には日本人もいて、現在所属している教授の代表格と言えば、苅谷剛彦先生だ。苅谷先生は以前は東大で教育社会学を教えていたが、現在は完全にOxfordに籍を移している。自分は大学のころ、自身の専攻とは関係ないんだけれど教育社会学が好きで、この分野の本を結構読んでいた。もちろんその中には苅谷先生の本もあったし、もっと言えば、自分が一番好きな教育社会学者が苅谷先生だった。

Nissan Instituteの講演イベントには苅谷先生も毎回参加していて、この間イベント終了後に少しお話しさせてもらった。いやあ、まさかOxfordで苅谷先生と会う日がくるなんて想像だにしなかった。興味があれば苅谷先生が教えている院生の研究発表にも来るといいと誘ってもらえたし、典型的なMBA生の動き方とはちょっと違うけど、せっかくOxfordに来たんだし、こういうのもありかなと思っている。