MBA留学雑記帳@オックスフォード

Saïd Business School, University of Oxford

クラス・パーティシペーション

MBAと言えばケーススタディー。そして、そのディスカッションでのクラス・パーティシペーションが成績に多大な影響を与える。そんなイメージがあると思う。でもそれ、アメリカのMBAに基づいたイメージで、すべての学校に同じように当てはまるわけではない。

Oxfordの場合、これまで成績には一切クラス・パーティシペーションは反映されなかった。おそらくイギリスのMBAは全般的にそういう傾向があるんじゃないかと思う。もちろん授業中にはディスカッションはあったりするし、発言も求められるんだけど、成績とは関係がなかった。

ただ、Oxfordではここ数年、クラス・パーティシペーションの成績評価への導入が検討されてきて、ついに大学からの承認が得られたとかで、次の学期から一部の授業でクラスパーティシペーションを成績評価に加味することになった。一部というのは、次学期は通常授業が5つあるんだけど、そのうちで必修かつケースベースの授業であるMarketingとOperations Managementで成績の20%ずつがクラス・パーティシペーションになるんだとか。

クラス・パーティシペーションもいい部分、悪い部分あるんだとは思うわけで、みんな積極的に自分の考えや経験をシェアするのはMBAの学びの醍醐味だし、そういう意味では重要なんだと思っている。一方で、成績に関係なくても発言をする人たちはそれなりにいるわけで、成績のために無理矢理する発言がない分、スムーズな議論になるという側面もなきにしもあらずだとは思う。

自分の場合、MBAに来てるんだから積極的に発言しなきゃとは思いつつも、成績というプレッシャーがないこともあり、最初の学期はあまり発言してこなかったというのが正直なところ。でも、成績に反映されるとなれば、特に2科目のうちの1つはMBAの科目のなかでは自分にとって一番なじみがあるマーケティングだし、発言もがんばらなきゃね。(なんと消極的なスタンスだとは思うけど。。)

ちなみに、まだ本格導入初年ということもあるんだと思うけど、クラス・パーティシペーションが成績評価に反映されるのは、最終学期も含めても上記の2科目だけっぽい。この変更が最終的な成績に与えるインパクトに関する説明で学校側が示した数字を考えると、これらの授業以外はこれまで通りという気がする。この辺は今年の結果を見つつ、徐々に変えていくのかな。