MBA留学雑記帳@オックスフォード

Saïd Business School, University of Oxford

MBA受験のためのIELTS Writing

想像以上に苦労したのがライティング。一定以上のスコアを出そうとすると、おそらくTOEFLより大変かも。自分の場合、7.0が必要だったんだけど、10回受験して結局1回しか出せなくて、最後は一番苦手と思っていたスピーキング以上に足を引っ張る存在になってしまった気が。。。

IELTSのライティングはTOEFLより簡単という意見もよく見かけるけど、まったくそうは思わない。TOEFLのライティングで満点を取っている純ドメは多々いると思うが、IELTSは普通の純ドメはせいぜい7.5止まりじゃないかと思う。つまり、ライティングは、TOEFLではトータルスコアの底上げに貢献できるセクションだけど、IELTSではそれは望めないと思うのだ。

何が大変かっていうと、TOEFLに比べて、これでいけるっていうテンプレがない。というか、テンプレが有効でないと思われます(一応、テンプレは減点対象と言われている)。

それと、これは単に準備次第の話ではあるけど、Task1でどんな問題に当たるかも大問題。一般的にはTask1は図表問題が多いと言われている。実際、過去の受験者の話でも、20回くらい受けて、図表問題以外に当たったことはほとんどないという人もいる。

 
ところが、自分の場合、10回中4~5回は地図問題またはプロセス問題だった。図表以外はめったに出ないと聞いていたから、かなり適当な準備しかしていなかったので、問題用紙を開いた瞬間に地図などを目にして落胆するという展開を繰り返すはめに。

7.0を1回しか出せていない、しかも途中でそのスコアを取ってその後取れていないので、このセクションはどうするのがいいのかが正直わからず。。別に問題が難しいというわけではない。むしろ問題の単純さという意味ではTOEFLより取り組みやすいかも。ただ、単純にスコアが出にくい。それだけなのだ。

ちなみに、ライティングは「タスク達成力/タスク対応力」「首尾一貫性とつながり」「豊富な語彙」「文法知識と正確な運用」の4つの要素が採点項目であることが明示されている。このなかで純ドメ的に特につらいのが、語彙力絡みのところだと思う。問題文とまったく同じ表現を回答に使うのはNGなので、パラフレーズは必須。それ以外にも目標スコアごとに期待される語彙力があるので、意識的に難しめの単語を散りばめることが重要と思われます。

一応、自分がやったことを挙げると次のような感じ。

1. 参考書、問題集
とりあえず使えそうな表現や文章構成を身につけないことには始まらないってことで、以下の参考書、問題集のモデルアンサーを何度も書き写したり、使えそうな表現を自分でまとめて表を作ったりしてひたすら覚えた。

 

 



2. ブリティッシュ・カウンシルの講座
2011年11月~2012年1月にブリティッシュ・カウンシルのライティング講座(5回)を受講した。ブリティッシュ・カウンシルはそもそもIELTSの運営主体の一つ。だから、内容に間違いはないが、あまりテクニックに走ったことは教えてくれない。IELTSライティングの土台固めには有効って感じかなと。

3. IELTS-Blogの添削
IELTS-Blogライティング添削サービスは格安で添削を受けられるのが魅力。毎回つけてくれる予想スコアは、ちょっと甘めだなと思うこともしばしばなので、ぬか喜びはしないほうがいいけど。

4. ielts-simon.com
マンチェスター在住でIELTS講座を開いている講師が「ielts-simon.com」というサイトをやっていて、さまざまなTipsを紹介してくれている。ライティングについては、文章の構成とベースになる言い回しを学ぶのに訳だったかなと思う。